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本性(ほんしょう、 prakṛti)とは、仏教において本来具わっている性質、生まれつきの固有の性質の意味である。 == 性 == 本性の、性(しょう)は仏教において、一般に事物の「本質」や「性質」を意味する。「存在するものの変わらない本質」の意味である。 prakṛti、 svabhaava、bhaava などの訳語。本性、自性と同義とされる。 あるいは、「真理」の意味でも用いられる。瑜伽行派の説く三性や、華厳宗において性起などと用いられる時の「性」がこれに当たる。この意味では「相」(laksana、nimitta)の対義語となる。相は外面的特徴を意味する。「性は、即ち真如の妙理なり」(法相二巻抄上、良遍) 人間について言う時は、gotraの訳で、「生まれつきの素性」、「先天的な性質」を意味する。種性、種姓と同義。「衆生の性に随ひ受くる所同じからず、一雨の潤す所各差別あり」(ささめごと、心敬)、「間断なく案じ候へば、性もほれ、却りて退く心のいでき候ふ」(毎月抄) -ta、-tva などの抽象名詞を作る「接尾辞」の訳として用いられることもある。法性(dharmata)、空性(sunyata)、染汚性(klistatva)などと用いる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「本性 (仏教)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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